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武漢で行われていた生物兵器実験の全貌が徐々に、しかし急速に明らかになって来た!その2:中国共産党と米ファウチ博士の責任、オバマ政権の責任は?

なんとあのNewsweek誌まで武漢「機能獲得実験」のスクープ集団「ドラスチック」の功績を報道

 Newsweek誌は週刊誌ですが日本語版が日本の書店でプレジデントやフォーブズなどの近くによく並んでいます。英語版はTime誌と並んで昔から英語力の向上のために有益とされ私もよく読んできました。左翼リベラル傾向がある内容でよく日本たたき、保守たたきもしてきた大手雑誌です。もちろん露骨に反トランプで過去にはコロナの武漢研究所流出説を否定する報道もしてきたと思います。

 そのNewsweek誌が武漢研究所流出説がいかにして日の目を見ることになったか、そこに貢献した「ドラスチック」という民間調査団体(プロでないアマチュアのグループ)の活躍をかなり詳しく報道しています。

https://武漢研究所は長年、危険なコロナウイルスの機能獲得実験を行っていた

Exclusive: How Amateur Sleuths Broke the Wuhan Lab Story

2021年6月4日(金)22時30分

ローワン・ジェイコブソン

www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/06/2-361_3.phpより

「そのほかのデータベースからも、複数のヒントが得られた。シーカーは武漢ウイルス研究所の助成金申請記録の中に、研究計画の詳細な記述を発見したが、そこに彼らの「悪事」が記されていた。ヒトや実験用動物の細胞を使って、SARSウイルスに似た複数の新型ウイルスの感染力を試し、異種間の感染でウイルスがどう変異するかを検証したり、複数の異なるウイルスの一部を再結合させたりするプロジェクトが進められていたのだ。しかもいずれのプロジェクトも、ひどく杜撰な安全基準の下で行なわれていた。大惨事を引き起こす全ての材料が揃っていたのだ。」

 これが、武漢研究所が行っていた「機能獲得実験」というよくわからない危険な実験の核心らしいのですが、新型コロナウイルスがいかに武漢研究所で育成され、ウイルスの変異とその結果を実験検証され、複数の異なるウイルスを、たぶん遺伝子結合させた人工合成ウイルスを作成したりしてその機能を調べていたということがほぼ確実になったということです。

核心の証拠は隠滅されているのですが研究に携わっていた人は亡命したりして調査に協力していたりします。相当具体的で詳細な内容が今後明らかになってくると思われます。

「…だがDRASTICが入手した全ての証拠は、どれも同じことを示唆している。武漢ウイルス研究所は長年、危険な複数のコロナウイルスを収集し、その一部を世界に公表してこなかったということだ。しかも研究所はそれらのウイルスについて、ヒトへの感染力がどの程度か、どのような変異が起きれば感染力がさらに強くなるのかを知るために、積極的に機能獲得実験を行っていた(おそらくワクチンの製造のためだったのだろう)。そして彼らが今そのことを隠蔽しようとしているということは、何かがうまくいかなかった可能性を示唆している――。」

「アウトサイダーが世界を変えた

「研究所流出説=反中の陰謀論」という見方が一気に変わったのは、2021年1月6日だった。ワシントン大学のウイルス学者で、アメリカで最も高く評価されている新型コロナ研究者のひとりであるジェシー・ブルームが、科学界の重要人物として初めて、DRASTICの功績を公に認めたのだ。

「彼らの仕事ぶりには注目している」という彼のツイートは、科学界の権力者たちに大きな衝撃を与えた。「その全てに同意するわけではないが、一部は重要かつ正確に思える」とブルームは指摘した。パンデミックの初期には「ウイルスが研究所から流出した可能性はきわめて低いと考えていたが、その後の調査を踏まえると、今ではかなり妥当な見解に思える」と述べた。

ほかの科学者たちはブルームに再考を強く促したが、彼は意見を変えず、沈黙の壁は崩れ始めた。5月17日、ハーバードやイェール、MIT、スタンフォードなどトップクラスの機関に所属する17人の科学者がブルームと共にサイエンス誌に公開書簡を発表。武漢ウイルス研究所の徹底調査を呼びかけた。」

Newsweek誌の記事は長文なのでここでこれ以上引用するのは控えます。是非タイトルを検索していただいて、全文をご一読ください。なぜ、今までこの事を否定したりしていた大手メディアが一斉に方針転換したのか、わかります。報道しなければメディアの信用が失墜して経営的にも、ジャーナリズムという倫理性を伴う職業集団としてもまさに終わってしまうからです。だからといってメディアやその経営者が反省して心を改めたということではないのは言うまでもありません。