人との接触を8割削減せよ:私も感染者かもしれない

私も政府の施策については大いに疑問がありますが、遅すぎた緊急事態宣言がやっと発令されました。ともかく私達は見えない敵と戦っています。世界中が戦っています。この戦争には負けるという選択肢はないわけです。我々みんな一兵士であるが故に勝たねばならない。そうであれば人との接触を8割削減せよという目標は達成したい。一日も早く収束させて新しい日常を取り戻すのです。
さて、このパブリックドメインの渋谷スクランブル交差点の写真は過去のものですが、今これだけの人がそこに集まったら何人が新型ウイルスに感染していて何人が知らないうちに人にうつしてしまうのでしょうか?誰にもわからないというのが現状だと思います。独自に推計している人や学者はいるでしょう。信号待ちで肩を寄せ合う男女、友達も他人も触れ合わんばかりにして交差点を渡り向こうから来る人たちと交差することになります。この中に忍者ウイルスが隠れていていつあなたに襲い掛かるかわからない、あるいはすでにあなたがうつされていて花粉症のくしゃみに乗じて他の人に飛び移るかも知れない。誰が感染者かも知れない。うつされてもうつしてもいけないです。
そうであれば、人との接触を8割削減するなら、この交差点を渡る人もまばらになる。ウイルスは、ほとんどの人がマスクをしていれば2メートルの距離を超えて飛び掛かるのは困難らしい。それが社会的距離、ソーシャルディスタンスという新たな世界基準です。これを官も民も大人も子供も守っていかねばならない。昔、儒教の影響で「男女7歳にして席を同じゅうせず」と教えたのは男女の仲を意識しだす7歳以上の年齢になるとだんだん多くの子どもが学びに集中できなくなる。勉学に真面目な子はその必要はなかろうが誘惑に負ける子供も多い。それを防ぐには全員平等に一時的に距離を設けて誘惑を減らすことだ。そういう厳格な規律であり思想だったのでしょう。そういう時代は去ったわけですが、今、老若男女を問わず、家族や恋人でさえも席の間をあけて、家の外では握手もハグもキスもせず、マスクをして咳エチケットを守ることで新型ウイルスとの戦いをしている。これを守らないという選択肢はないのです。
おれは(うちらは)大丈夫、と、もうすぐ誰も言えなくなります。感染者数は右肩上がりだから。ただし急激に上昇したら医療崩壊、パニック、封鎖、で経済が落ち込みその犠牲は想像をはるかに超えてゆくでしょう。だから#うちですごそう。どうしても必要でない出社はやめよう。出勤するなら時間差で。一定の給与は補償し、営業できない企業は損失を補償する。そうして8割の接触減少をとにかく無理してやる。いまやるか、あとでもっと無理してやるか、ともかくやるしかないです。
接触を避けるには自分を疑うこと。うつすかも知れないと思うこと。すると人にやさしくなれますよね。ギスギスした時代に人を責めるのでなく自分を律する。こんなカッコいいことないです。みんなヒーローになれます。なぜなら今は非常事態だから。人の命がかかっているから。自分も死ぬかも知れないから。3つの密を忌避し、ウイルスのひそんでいるかも知れないところ、不特定多数の人と間接的に共有する接点を消毒することをルーティンとして無意識にやれるほどに習慣化していきたい。手を洗い、消毒して、口に入れない、鼻を触らない。目は清潔なハンカチでこするようにしたいです。あ~めんどくさい!でもやるしかない。