今日4月11日は東日本大震災の9周年から一か月です。私は福井在住の介護福祉士で障害者支援の仕事をしています。今もあの日のことを思い出します。職場に設置されていたテレビで仙台の郊外、名取市に押し寄せた津波の映像を見て、信じられない、しかしこれは現実だ、と空恐ろしい思いでリアルタイムの映像を見ていたことを記憶しています。去年11月下旬(推定)に中国、武漢に発生したCOVID-19の感染流行は中国当局の初期対応の失敗によりまたたく間に中国全土に広がりさらにわずか4か月で世界を席巻してしまいました。感染の津波と言ってもいいくらい、第一波の広がりは早く、今、帰国者や自粛の緩みによる第二波が押し寄せ、さらに第三波も来ると考えられています。これはウイルス感染の波ですが、それを伝えるのは人です。感染者が来ていないところでは全くなにごともありません。ウイルスを伝播する人と接すると多くの人は感染し症状がなくても波の一部となって次の波の粒子を発生させる恐れがあります。
私も一たび感染したら波の一部になります。年齢から考えて確率は数パーセントですが死ぬかも知れません。私の職場は千葉で86人の感染者を出した障害者施設と同じように一度感染者が出ると施設内感染を止めることが困難な職場環境です。来年の今頃私は生き延びているでしょうか?たぶん。しかし感染する確率は高いし、家族や職場に亡くなる人が出る確率も高いです。ちなみに福井県は単位人口あたりの感染者の数が東京に次ぐ全国2位です。
自分や家族、あるいは身近に知っている人が死ぬかもしれないと思います。だとしたらなすすべもなく座して死を待つことは出来ない。なにもしないでむざむざ死ぬわけにはいかない。自分のため、人のため、日本のため、世界のために何か出来ることをやらないわけにいかないと決めました。このホームページとブログサイトの立ち上げはその一つです。
私は若い頃、ある奨学金をいただいてアメリカの大学に留学しました。その大学でキリスト教にふれ哲学と宗教を学んでさらにアメリカで牧師を養成する神学大学院を卒業しています。大変恵まれた環境で多くの人々に助けられながら学んだ経験があり、その御恩に報いるためにも非力ではありますが今、出来る限りのことをしたいと思います。
なお、ここまでホームページとブログのタイトルの背景画像は私が撮影したもの(©坪田敏郎)で和歌山県串本市大島の海と福井県福井市日野川堤防の桜です。他は主にフリー素材、パブリックドメイン素材、テレビ画面の撮影画像を使用しています。
プロフィール
坪田敏郎 (60歳)
福井県福井市在住 介護福祉士
1983年 アメリカ イリノイ州 ノックス大学卒業
1990年 アメリカ インディアナ州 メノナイト合同聖書神学校卒業
「メノナイト教会は、16世紀のアナバプテスト(再洗礼派)にその源があります。宗教改革者ツヴィングリの弟子たちが始めた成人洗礼の運動で、のちにオラ ンダのメノ・シモンズ(1496-1561)に導かれました。メノナイトとは「メノの仲間たち」という意味です。ヨーロッパで生まれたこの教会は、迫害さ れたために信仰の自由を求めて、ロシア・北米・南米へと移住し、その地で成長しました。」(ジャパン・メノナイト・フェローシップHPより)