シアトル最大の日本語情報サイトと自称するjunglecity.comの「2020年アメリカ合衆国大統領選挙 仕組みと日程をざっくり解説」によると12月11日までに州による選挙結果の認定が行われます。法廷闘争もこの日までに完了する予定だそうです。以下引用です。:
11月5日~12月11日:州による選挙結果の認定
州レベルでの選挙に対する紛争の解決期限日。大統領選挙の結果をめぐるすべての州の再集計と法廷闘争は、この日までに完了する予定です。州によって日にちは異なります。ワシントン州は12月3日です。
12月14日:選挙人による投票
12月の第2水曜日の次の月曜日は、50州およびコロンビア特別区(ワシントンD.C.)において、選挙人が大統領と副大統領に正式に投票を行います。投票は集計され、選挙人団は六つのCertificates of the Vote(表決の証明書)に署名します。証明書は、他の公式文書とともに、州務長官、国立公文書記録管理局、上院議長を含むさまざまな政府高官に送られます。
ということは遅くとも12月14日までには選挙人による大統領選挙投票の結果が予想出来るし、少しその予想がはずれるとしても14日の集計によって結果が確定します。この日、両候補が選挙人過半数の270票に届かないようなことがあれば、50州の下院議員の代表による選挙で大統領が決まり、各州一票を投じるためトランプ大統領が次期大統領になるはずです。この日バイデン候補が270票以上を獲得すればトランプ大統領は(ホワイトハウスを)去ると言っています。11日に選挙結果の認定が終了するならあと2週間以内にほぼ結果が出そろうということです。
今、日米大手メディアの偏向は目に余るものがあり、意図的に不正確な情報、すなわちトランプ大統領が負けを認めたなどというたぐいのこと、いい大人が、しかも報道陣が、誤情報、つまり英語圏であれば小学生にもわかるような嘘を垂れ流しているわけです。昔からプロパガンダ(政治的宣伝)というのはありましたが、現在ジャーナリズムが単なる宣伝になっていて、しかも反トランプ、バイデン陣営のCMのようになっているのではないか。少なくともそういう傾向が目に余ります。ユーチューブやツイッター、フェイスブックなどネット界隈ではまるで口にしてもいけない人の名前があるような、そんな状況です。単純化して言うとハリーポッターのような世界です。これはいったい何なのか、何が起こっているのか、というのが大きなクエスチョンです。
今回の大統領選の不正にかかわったと言われているドミニオン社、選挙集計システムの会社ですが社員が、内部告発者以外は公の場に出てきません。私がトロントに行って調べた訳ではないので伝聞でしかありませんが、本拠地らしい会社は閉鎖され、たぶん証拠となりそうなものは隠滅され、責任者や関係者はいわば夜逃げしたような状況のようです。実際告訴されたからなのですが、何か都合の悪いことがあることは間違いないと思われます。「濡れ衣ですー」と言い残して逃げている状況です。
裁判ですので訴えるのも人間、判定するのも人間、基準となるのはアメリカの州と連邦の法律です。私のような門外漢には結果は分かりませんがいくつかの激戦州で公正な再集計はなされるのでしょうか。認定が取り消されたり、選挙人が確定できないようなことになるのでしょうか。脅迫や嫌がらせを含む熾烈な駆け引きが起こっています。最後は連邦最高裁判所で決まるのでしょうか?最終コーナーにさしかかりバイデン候補が逃げ切るかトランプ氏が逆転勝利となるか、あと十日ちょっとがヤマ場となります。いずれにしてもこの闘いはそこで終わるのではなく長く尾を引くことになるでしょう。
今後アメリカが統制的(検閲的)民主主義となるのか自由な民主主義となるのか、そもそも公正な選挙に支えられた民主主義をつくることが出来るのか、そこを注視していきたいと思います。