私は新型コロナワクチン接種論者ですが将来妊娠を希望する女性に関しては注意したほうが良いと考えています。つまり、自己責任で不妊化の危険を完全に排除できない現状を理解した上で覚悟の上接種すべきと考えています。接種のリスクと接種しないことのリスクを自分の価値観に照らし合わせ個人の信仰や健康上の信念、認識に鑑みて諸情報を学んだ上で、注意して接種するかしないかを決めていただきたいと思っています。私にも20代の娘がおりますが、同じことを伝えています。
私はアメリカの大学でちょっと哲学、宗教学、神学などを勉強しただけの医学の素人ですので専門的なことは言えないのですが、政治家やテレビが生半可な知識や情報でやれワクチン反対論はデマだの誤情報だのと決めつけていることに対しては危機感と不信感をいだきます。英語圏のジャーナリズムのファクトチェックなど全くあてにならないことは去年の米大統領選の報道でいやというほど見てきました。
大手メディアは社の上層部の方針で両論併記が出来ないのです。これは「無知の知」を説いた哲学者ソクラテスの精神に反するものです。真理を求める者はつねに自分が間違っているかも知れないことを自覚していないとデータを判断出来ません。どうしてもデータの上に自分の意見を投影するだけに終わるからです。真理探究者としての謙虚さと資格を今の報道機関に認めることは出来ません。真理探究の現場では今日真実と見えることでも明日には覆る(こともある)という現実を見据えない軽薄な情報提供者は信ぴょう性をもたないと思います。
以上前置きが長くなりましたが両論併記ということで緩和ケアチャンネルの「かんわいんちょう」氏と井上正康大阪市立大学名誉教授の説を両方紹介しておきたいと思います。井上正康氏の見解は保守系の松田政策研究所、松田学氏の紹介するものです。
ちなみに井上正康氏のプロフィールは以下です(ご本人のホームページより)
井上正康 プロフィール
1945 年 広島県(戦後の生まれ)
1970 年 岡山大学医学部卒業
1973 年 インドペルシャ湾航路船医
1974 年 岡山大学大学院 修了(病理学、医博) 1980 年 Albert Einstein 医科大学内科学准教授 1982 年 Tufts 大学医学部教授(分子生理学) 1982 年 熊本大学医学部 助教授(生化学) 1992 年 大阪市立大学医学部教授(分子病態学) 2011 年 大阪市立大学 名誉教授
宮城大学 理事・副学長
大阪市立大学特任教授(脳科学) 2013 年 健康科学研究所 所長(産業医学) 大人の学校【現代適塾】塾長
2015 年 ㈱キリン堂ホールディングス取締役
2019 年 腸内フローラ移植臨床研究会評議員 シンバイオシス研究所 FMT クリニック院長(~2020 年) 2021 年
氏は医学の広範な分野で研究されてきた著名な学者だと思われます。松田氏によれば毎日少なくとも5つの最新の医学論文に目を通される専門性の高い学者だそうです。なお、松田氏との対談の動画がありましたので、どんな方かわかるものとしてあげておきます。