今日は建国記念の日です。ところがNHKでは14日に始まる大河ドラマ「青天を衝け」のことばかり。れっきとした国民の祝日なのにその意義や意味を考える番組は民放でも少なくとも福井では全くありませんでした。これ、ほとんどタブーになっています。学校でも教えない。テレビでも放映しない。言論の自由としてはあるのかも知れませんが日本人が日本の成り立ちや建国の歴史や神話を知ってなにが悪いのかと思うのに、それを教えてくれるメディアも公的機関もありません。戦国や明治を描く時代劇でも尊王の精神や日本の成り立ちを伝える神話、日本人の価値観や独自性に対する自覚はなにか持ってはいけないもののように隠され、それを寿ぐことなどあってはならないようにされています。
逆にアメリカでなら禅はファッショナブルですし神道、大和魂などもこれから高く評価されていくでしょう。日本でどうして日本人のアイデンティティを教えてはいけないのでしょう。戦後GHQが日本人にしたことは文化的ジェノサイドではなかったのか。今アメリカが中国共産党のウイグル族に対するジェノサイドを批判していますがいまだ日本人に対する戦争中、戦後のジェノサイドについて十分な認識や反省はなされていません。また日本人は戦後日本人であることを奪われたまま文化的に去勢されていまだ覚醒するに至っていません。チコちゃんに一喝してもらわないといけませんね。ぼーっと生きてんじゃねーよ!
まずは民族の物語、文化的遺産としての神話教育の復活が大切だと思います。歴史は歴史で研究していけばいいし、学問、思想の自由のもとでさまざまな仮説や解釈があってよいです。ただし、ポリティカルコレクトネス(アメリカの大学で猛威をふるう言葉ですね)という名の思想弾圧、言論統制は自由の侵害でありファシズムの萌芽です。日本の文化伝統に何か素晴らしいもの、尊いもの、誇るべきものがあればそれは教育されるべきです。幼児期から老年まで日本人の教養、素養として身につけるべきものです。
天孫降臨の意義
日本人の祖は高天原という天より降臨して日本という地の神たちと交わって子孫を産み増えていったという神話の意義をかみしめたいと思います。青天を衝くの予告編の中で「日本はもっともっといい国になれる!」と若き渋沢栄一が叫ぶ場面がありました。今もこの言葉は生きています。私達は神々の太陽神を中心とする神々しい世界から下ってきた先祖の子孫だと自覚するならば日本人にとってまだまだよい国をつくる伸びしろがある。スカイ・イズ・ザ・リミット=限界はないですね。これは日本人が他の民族より優越しているという意味ではありません。それは間違った解釈ですね。これは日本神話におけるアダムとイブのエデンの園伝説です。人間は本来神(や神々)と親しく通じる神の国の子供だったという性善説がその本質です。そこから堕落したり降臨してきたりしたのだけれど本来は神ながらの道を歩むという使命がありそこに立ち返るなら神の子になるのです。日本人はこのことを知り深く心に止め生きてゆくべき民族です。