私の身近な高齢者がワクチン2回接種後にしばらくして朝はいつものようにデイサービスに出かけたのにその日のうちに容体が悪くなり突然亡くなるという事がありました。しかし、それは偶然すでに高齢による衰弱、持病による衰弱が進行していたから、たまたまワクチン接種後というタイミングで亡くなったかも知れません。ただし、こういう例は日本では確実に報告され研究されている訳ではなく、結果的に隠蔽されてしまっているのではないかという懸念があります。私の感覚ではコロナワクチン接種後体内で生成されるスパイクタンパク質(とげとげタンパク質)は体に負担をかけたり良くない影響を及ぼす可能性があるのではないかと。これには研究の必要があるんじゃないかと思います。(感覚=wild guess、大雑把な推測:専門家が詳細に調査しないと何もわかりません。)
そしてメディアで報じられない大きな懸念はADE、すなわちAntibody‐Dependent Enhancement、抗体依存性免疫増強、または抗体依存性感染増強の懸念です。ウィキペディアの定義によれば「抗体依存性感染増強 とは、ウイルス粒子と不適切な抗体とが結合すると宿主細胞への侵入が促進され、ウイルス粒子が複製される現象である。不適切な抗ウイルス抗体は、食細胞のFcγ受容体または補体経路を経由して目標の免疫細胞のウイルス感染を促進する。」となっています。新型コロナの場合、「一部では[69][5][70]、軽症のCOVID-19が重大な症状を伴って重症化する過程においてADEが重要なステップであると考えられている。ADEは、Th1サイトカインであるIL-2、TNF-α、IFN-γの減少、およびTh2サイトカインであるIL-10(英語版)、IL-6、PGE-2、INF-αの増加、ならびにSTAT経路の阻害を伴って発生する[71]。このプロセスは、COVID-19感染を特徴付ける多臓器での汎発的な免疫細胞感染およびサイトカインストームを誘発する可能性がある[72][73]。ADEは、免疫細胞のアポトーシス、T細胞減少症(英語版)、肺でのマクロファージと好中球の蓄積を伴う炎症性カスケード、過剰な免疫反応であるサイトカインストーム等の免疫系の調整不全を説明出来る可能性がある。」ウィキペディアの結論としては:「ウイルスに対する抗体がウイルスを中和出来ない場合、不完全中和ウイルス-抗体複合体を形成する。マクロファージ等の免疫細胞に貪食されると、抗体との結合が不充分な為、複合体からウイルスが放出される。これは、ファゴソーム[137][138]が酸性化し、最終的にリソソームと融合する際に発生する[139]。脱出したウイルスは、細胞内で複製サイクルを開始し、ADEの引き金となる[1][133][140]。」
用語が専門的なので完全に理解することはむずかしいですが、現在、あるいはワクチン設計の際にリアルタイムに存在するコロナウイルス株に対して実用上100%近くウィルスを中和出来るワクチンがあったとして、将来の変異株、または現在流行していない変異株が体内に入ると、その優秀なワクチンの作った抗体がその変異ウイルスと結合しても十分中和出来ないことが起こり得る。その場合、抗体ごと免疫細胞に貪食されたウイルスが免疫細胞内で増殖して外部に放出され感染増強、免疫不全、サイトカインストームなどの原因となり得る。そういう可能性があるという話です。
このようなADEの懸念に対して、例えば伊東乾というプロフィールの何かすごい方なのですがJBpressの記事において現状問題なしなので心配ないという全くすれ違った議論をされています。
「3カ月待て」で蔓延を放置し続けてきたコロナ行政
「抗体依存性感染増強」デマ例に見る低リテラシーの鶏と卵
2021.8.10(火)伊東 乾
『「抗体依存性感染増強」とは何か?
一般に、病原体に感染したり、ワクチンを接種したりすると、私たちの体の中では異物を「抗原」と認識し、それを退治するための「抗体」が生産されます。
抗体分子は病原体と結合して無毒化したり(中和作用)、白血球などの免疫細胞(貪食細胞)による食作用を促したり(オプソニン作用)する働きがあります。
ところが、そのように貪食されたはずの「免疫細胞」の内部で、食べられ、退治されたはずの病原体が免疫細胞を乗っ取ってしまい、「免疫細胞内で増殖する」現象が報告された。
これが「抗体依存性感染増強(Anti body-Dependent Enhancement)」と呼ばれるものの正確な定義です。
これがワクチン接種と関連して、大量に発生するかのごとき風説を目にしました。
新型コロナウイルスのワクチンに関しては、現実には非常に稀な現象で、1000万接種に対して67件といった頻度、つまり10万人に対して1人発生しない症例を挙げて、誰にでも起こり得るような危機を煽っている。
何の目論見によるのか知りません。おそらくサプリメントの販売だったり、ワクチン商法へのネガティブキャンペーンであったり、動機は様々でしょう。
そうしたおかしなネット言説が「蔓延」しているらしい』
そりゃそうでしょう。蔓延するはずです。ネットで語る人の大部分はずぶの素人です。専門家中の専門家の警告に対して正しく理解してきちんと反論しないなら不正確に理解して疑念を深める一般の方たちも増えるばかりです。以前Indeep の記事より引用したDoug博士の記事の一部を再掲します。
コロナウイルスワクチンは時限爆弾なのか?
Science with Dr. Doug 2020/08/01より
「ADE はコロナウイルスワクチンの深刻な課題であることが証明されており、これが多くの科学者たちが初期の研究、または動物試験で失敗した主な理由だ。アカゲザルでも、猫でも失敗している。それについては記事下の参考文献を照会されてほしい。
ワクチンが機能するためには、ワクチン開発者は ADE の問題を回避する方法を見つける必要がある。
しかし、これには非常に斬新な解決策が必要であり、それは達成できないか、少なくとも予測できない可能性がある。
さらに、コロナワクチンは、時間の経過とともに出現する SARS-CoV-2 の後続の株(変異種)による ADE を誘発するようなものであってはならないし、または毎年循環して風邪を引き起こす他の風土病であるコロナウイルスによる ADE の誘発があってもならない。そのようなことが起きないように開発されなければならない。
ADE の主なトリガーはウイルスの突然変異だ。スパイクタンパク質( ACE2 受容体を介して細胞への侵入を促進するウイルス上のタンパク質)のアミノ酸配列の変化は、抗原連続変異を引き起こす可能性がある。
これが意味することは、かつて中和していた抗体は、抗原がわずかに変化しているため、非中和抗体になる可能性があるということだ。
したがって、コロナウイルスで自然に発生するスパイクタンパク質の変異は、おそらく ADE を引き起こす可能性がある。これらの将来の菌株は予測できないため、 ADE が将来問題になるかどうかを予測することは不可能だ。
この固有の予測不可能な問題から、次のようなシナリオが考えられる。
コロナウイルスワクチンは最初は危険ではない可能性がある。
集団予防接種の努力は、おそらく各国で人口の大部分に施されるだろう。最初の 1、2年は、実際の安全性の問題はないように見えるかもしれない。
そして、この認識された「安全性」の中で、時間の経過とともに世界人口のより多くがワクチン接種を受けるだろう。
この間にも、ウイルスは激しく変異していく。
最終的に、ワクチン接種を受けた人たちの血液中にある抗体は、突然変異による構造変化のために同じ親和性ではウイルスに結合できないため、中和されなくなる(非中和抗体になる)。
時間の経過とともに抗体の濃度が低下することも、この非中和への移行の一因となるだろう。これらの以前に予防接種を受けた人々が SARS-CoV-2 のこの変異株に感染すると、ウイルスに対してはるかに深刻な反応を経験する可能性が出てくる。
皮肉なことに、このシナリオでは、ワクチンはウイルスの病原性を低下させるのではなく、より病原性の高いものにする。これは、ワクチン開発者が最初に実際の確信を持って予測またはテストできるものではなく、後で明らかになることだ。
このようなことが発生した場合、誰が責任を負うのだろうか?」
私の中ではこの疑念は依然として払拭されていません。専門家、第一人者対第一人者のガチの論争、そして議論を大手メディアが公平に取り上げるのでないと権力や金で情報が統制され人々の選択行動までもが統制、制御されていく情報社会がすでに始まっています。
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