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緊急事態宣言の延長:以前の日常には戻れない、新しい生活様式へ

フランスでは一教室15名以下へ:教育改革のまたとないチャンス

 写真は5月4日の福井市、九頭竜川にかかる中角歩道橋で夕方に散歩したり自転車に乗ったりする人々です。明日は子どもの日ということで子供連れも多いし犬の散歩に来ている人も多かったです。マスクをしている人は一人しか確認できません。密のように見えますがこれは望遠ですからたぶん社会的距離はとれています。

 コロナの先、橋(過渡期)の向こうに渡るためには我々一人ひとりが新しい生活様式を獲得しなければなりません。獲得しなければコロナによって淘汰されていくだけです。新型コロナで淘汰されなければ次の新型なんとかによって淘汰されます。感染症をなめてはいけません。

 コロナの向こう岸はこちら側とは違います。当然全員マスクをしなければなりません。向こうの世界では約半数の人は感染している、または再発しうると考えなければならないので免疫力が弱い人に出会うとその人たちを殺傷する可能性があります。自分が移した人は元気でもその人が10人に移せば必ず重症になったり死んだりする人が出ます。飛沫を浴びたり物に触って手で顔に触れれば自分が感染しかねません。鼻の頭がむずがゆい時マスクが守ってくれます。目をこする時は十分手や顔を洗ってからになります。ウイルスの変異によっては人は何度も別バージョンの新型コロナ感染症にかかってしまいます。だからマスクはリスクを減らすために必須なんです。

 フランスは5月11日に学校再開が始まる予定だそうです。まだどうなるかわかりませんが再開された時、小、中、高校のクラスは最大15人に制限される予定だそうです。(​妄想アドバイザー ホーム フランス現地情報 フランスの学校再開も揺れている。教育相の予定案を聞いたフランス人の反応より)

横並び、対面しない、社会的距離をとる、ということを考慮すると今の日本のクラスの人数は半分くらいに減らすのが適当ではないかと思います。教員が足りないですが半分はオンライン授業にするなど工夫は出来るのではないかと思います。クラスのサイズはどんなに大きくとも最大20人、出来るだけ15人以下にするというのはいいと思います。これが先生方の負担軽減や子供たちの一人ひとりへのより良い指導につながれば一石三鳥です。教育への投資は必ず報われるし最高の経済政策でもあります。オンライン授業の保障と同時に強力に進めるべきです。

 新学期を9月にするという改革ばかり語られますが、もっとお金のかかる、より本質的なクラス人数の削減を同時に進める必要があります。