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抗原検査とPCR検査のリレー:一億総検査体制へ:究極の出口戦略はこれだ

これでオリンピックもやれる!これで終わりが見通せる‼

 幸い、インフルエンザの検査でおなじみの抗原検査、新型コロナウイルスを検出する抗原検査が5月13日にも承認される見通しとなりました。安倍総理にはこれを機に山中教授や渋谷教授の提言するPCR検査十倍、百倍倍増計画へ向け大きく舵を切る決断をしていただきたいと思います。それがお出来になるのは総理だけだと思います。

 

 私は勝手に一日20万PCR検査体制などといいましたが、これに入り口として全国かかりつけ医の先生方による抗原検査をおこなえば急速に新型コロナウイルス感染症の検査体制を拡充していくことが出来ます。すでに当面週20万件の抗原検査が供給可能といい、一日3万件近くの検査をして大多数は陰性になるはずなのでそのままPCR検査に進むなら合わせて一日3万件近くの判定が可能です。まずは良いスタートになるでしょう。

 

<新型コロナ>抗原検査キット13日承認 短時間で判定 陰性ならPCR

2020年5月9日 夕刊 東京新聞

 

 政府は九日、新型コロナウイルスを患者の検体から十五~三十分で検出する「抗原検査」のキットを十三日に薬事承認する方針を固めた。PCRによる検査が数時間かかるのに対し、医療現場で短時間で判定が可能になるため、検査態勢の強化に貢献しそうだ。当面、週二十万件分が供給可能だ。ただ精度はやや劣るため、陰性が出た場合は、念のためPCRによる検査を実施する見通しだ。

 承認と同時に保険適用とすることも決めた。

 開発した「富士レビオ」(東京)が四月に申請していた。加藤勝信厚生労働相は今月八日の衆院厚労委員会で「来週中に判断する。医療現場で使えるようになる。メーカーによると、かなりの数が提供され得る」と述べた。同社広報は需要状況に応じて生産規模の拡大を検討するとしている。

 抗原検査はインフルエンザ検査でも広く使われる。ウイルス特有のタンパク質(抗原)を狙ってくっつく物質を使い、患者の検体に含まれるウイルスを発見する。病院で鼻の奥の粘液を取れば、その場で調べられる。現状のPCRでは、装置のある地方衛生研究所などに送って調べるため、患者が結果を知るのに一週間かかるケースもあるという。

 ただウイルス量の少ない患者は陰性となる可能性もある。加藤厚労相は「見落としもあるのでPCRで補っていく。一番いい組み合わせで活用を考えていく」と述べた。その上で、救急医療や手術前など、直ちに判断する必要のある医療現場ではツールとして価値があるとの考えを示した。

 

 なお抗原検査をするのに感染の危険性が高い、細長い綿棒による鼻腔検体採取はウイルスを遮断するN95マスクが不足していることと採取者に感染の危険があるのですぐにでも唾液による検体採取法を取り入れていただきたいと思います。

 

 唾液による抗原検査とPCR検査が気軽に受けられることになると、感染疑いで抗原検査を受ける時点で出来るだけ厳格に自己隔離をしていただき家族との接触も厳しく制限するべきでしょう。自宅待機でも必ずきちんと説明を受け10割接触を避け、食事など時間差を設け、マスクを着用しトイレが2つあればトイレと動線を分けねばなりません。こうして早期にPCR検査を受けて陰性になれば注意して2週間後に自己隔離をゆるめていくことが出来ます。抗体検査も並行して行い過去に感染がなかったかも調べるべきでしょう。

 オリンピックの際は選手村も陽性選手区と回復者区とワクチン接種をした陰性選手区を明確に分離し症状が出たら即時入院出来る体制をつくります。競技によっては回復者が接触を制限して出場できるものもあるでしょう。無観客で行う競技。観客を入れて社会的距離をとる競技、応援出来る競技、応援禁止の競技などを決めます。いずれの区画においても偽陽性者、偽陰性者がいるわけですから相互の交流はある程度制限されます。陰性区域でも会話はマスクをしておこない食事テーブルにはアクリルなどの間仕切りが必須です。特に別チーム、別国家間の交流はその種目の競技が全て終わってからになるでしょう。仮に国際結婚の夫婦(あるいは恋愛中の恋人)がそれぞれ別の国の代表(競技は何であれ)でも双方のチームの競技が全て終わってから夫婦(恋人)の日常にもどることになるでしょう。ともかく感染が競技の結果に影響を及ぼすことがないようにあらゆる配慮をすることが求められます。

 観客席も陰性の方の区域、出入り口、トイレと回復した方の区域、出入り口、トイレを明瞭に区分けし、それぞれが同様の検査結果のボランティアや専門スタッフで警備、案内、お世話をします。席は一席おきにして並ぶ際も社会的距離が保てるように準備します。連日、毎試合ごとに紫外線や除菌ミストなどで除菌できるようにお金をかけて設備を整えます。観客と選手の接触はたとえ親族であっても禁止されるでしょう。

 他にもレストランや宿泊施設の区分け、病院、療養施設の整備など大変な準備をしなければなりませんがこれが完璧に近く出来るとすれば日本しかない、と言われるくらい細心の注意をはらうべきでしょう。招致の時「お・も・て・な・し」と言ったからには日本の名誉のため、国の威信をかけて、また日本の心と精神の全てを傾注してやるしかありません。金メダル(見えない勲章)をとるべきは代表選手たちだけではなく日本人のひとりひとりです。